ノートの端っこ、ひこうき雲

ひと夏の思い出、には留まらせたくない。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

それでも真面目で居続ける5月病患者へ

僕は筋金入りの真面目な人間である。 「僕は○○○である」の空欄に迷わず「真面目」の三文字を書き入れるだろう。 大学の講義をサボったことはない。病欠か忌引で休んだ以外は全ての講義に出席している。割と教員の要求していることに対応するのが得意だから、…

鶏肉が何の肉か分からない人を吊るし上げることについて

テレビ番組は滅多に見ることはない。それでもぼんやり見ている時にノイズが入ってくることがある。最近始まったテレビ番組で、「昭和世代が平成生まれの若者たちに“知っていて当たり前の常識”をクイズにして出題していく、世代を超えて驚きと気付きがある新…

5月の風

たとえば君が歌ったそのメロディーが 音のシャワーを浴びるように心地がいいから 僕は一つ一つ色をつけてゆきたい いつ見返しても笑えるように 少し早足で歩いた夏を急かすよう ひどく遠回りしながら近道する季節 ほらね一つ二つ足を踏み出しながら 週末の魔…

改元に際して

2019年5月1日を迎える瞬間は、毎日の日付が変わる瞬間と同じものであるはずなのに、何やら日本中が浮足立っていたし、私もその例外ではなかった。平成から令和という時代へ移り変わるその歴史的瞬間を、固唾を飲んで見守っていた。この元号にまつわること…

僕たちの秘密のことば重ねてさ、そして二人の辞書を編もうね

その二人でしか通じない言葉は、とても素敵だと思う。 誰も理解できないような言葉を交わして、街の隅っこで小さく笑っているような二人はとても良い。これこそがロマンチックだと思う。場所は夜景の映えるレストランでも、どこにでもあるチェーン店でも、公…