ノートの端っこ、ひこうき雲

ひと夏の思い出、には留まらせたくない。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

先日、部屋を掃除したときに、本棚に置いてある小さな紙袋の存在を久しぶりに思い出した。その袋の中には、お菓子の箱がいくつか入っている。何の変哲もないお菓子の箱が、宝箱に変わった瞬間のことを思い出した。 高校時代に私が所属していた部活は、誕生月…

31×6の春

「おめでとう、新しい場で沢山の思い出作って」(僕とふたりで) 新しい人がたくさん流れ込む記憶の中に居座る機能 春風がいたずらっぽく君の髪宛に花びら届けてきたので 白抜きの広告みたいに焼き付けた いずれ散りゆく花びらならば 春、にじむ気持ちを歌うチ…

リグレット

もう、信頼をぶっ壊すことは、しない

またね

「またね」という別れの言葉がある。これから春が芽吹き始める。桃色のじゅうたんの上で、たくさんの「またね」が飛び交うのだろう。 「さよなら」だと寂しすぎるから、また会いたいと強く願うから、親しい人と交わされる、「またね」という約束。 僕たちは…

卒業前夜

今日は「卒業」を意識する一日だった。 母校は今日卒業式を迎えたという。私が直接知っている代はもう高校から完全にいなくなるという事実に頭がついていかないが、もうそこまで時間が経っているのだ。 なので卒業アルバムを開いてみたら、高校時代の日々が…

3月の色

熱海に行って、日本一早く咲くという梅の花を見てきた。河津桜も少し咲いていた。 陽の光が眩しくて画面がよく見えなくてボケているが気にしない。 今年は、なんだか春が少し早めに来たような気がする。嬉しくて仕方がない。 3月はなぜだかインフルエンザ発…