ノートの端っこ、ひこうき雲

ひと夏の思い出、には留まらせたくない。

あなたみたいになりたかった

自分の人生にストーリーを見出せる人

幸せを不特定多数に撒き散らしても平気でいられる人

大切な人との大切な瞬間を、ずっと野ざらしで保存しておく人

6月にギラギラしている人

自分の成功体験を金に替える人

なるったけ他人に依存できる人

自分の人生を実況中継できる人

 

こうなりたくはないけど、自分にはないものが羨ましかった

 

そして、

しんどいときに個人追撃できる人

そもそもSNSなんてやらずに済んでいた人

承認なんてされずに済む人

大切な人が全員生きている人

聞き上手だから自分のことは話さない人

人の幸せを心から祝える人

「自分の人生は自分だけのもの」として生きていきながら、結局いろんな人の心に寄り添い続けることができた人

 

こうなりたかったし、なれなかった

 

無意識の暴力は、繋がり続けている限り飛んでくる、避けられない運命。

自分にはないものを羨んでいられるうちは、自分を頑張れるのかもしれない。

その羨みが、自分を責めることにしか起因できないときは、ちゃんと休んだ方がいいのかもしれない。

 

自分の弱さを愛せたらいいな。