ノートの端っこ、ひこうき雲

ひと夏の思い出、には留まらせたくない。

二人称

明日になれば くだらぬことも

いまのぼくにとっては、ひどく つらく思えたりで

あなたの中にある清らかな心も

たまには ぼくみたいなことを思うでしょうか

いま、ここにあるすべては 涙の雨がさらっていった

あなたにはもうあえないけれど

いつまでも ここで待っている


回遊魚の原風景/南壽あさ子

 

過去がどうとか未来がどうとかではなくて、今に対して嘆かざるを得なかったその言葉を見失わないようにしたいし、やはりその人なりの真剣に生きている世界はその人だけのものだ。