ノートの端っこ、ひこうき雲

ひと夏の思い出、には留まらせたくない。

夏の終わりと31×6

f:id:SouthernWine29:20190826121215j:imageあの雲が何に見えるか喩えてよ、お気の済むまで聞いているから

夕立が変えることなどない未来  奪い去るには足りないわたし

灰色が傷つけてきた雲の下  焦げついた陽と昼の葬列

どうしたって近づくことはない だから巻き込むことしかできないの、風

優しさも悪意も等しくかき混ぜて  出来た匂いを雨と呼んでる

缶ビール 父の写真を飾り付け 生きてる証に変えてゆける?