ノートの端っこ、ひこうき雲

ひと夏の思い出、には留まらせたくない。

たとえば12月の夜に

12月は一番好きな月なのに、一番思うことが色々ある月なのに、ちっともブログを更新していない。こりゃまずい。書きまくろう。残しておこう。多分今日から怒涛の勢いで書いていくと思います。個人的な人生の節目も控えているので。

ずーっと前に書くのを予告していた話題なんだけど、誕生月の話。

僕は出会った人の誕生月を推測するのが好きで、まあ別にそこまで当たるわけじゃないんだけど、たまに当たるとすごく嬉しい。そんでもってその人の誕生月を聞くと大概納得がいく。人様の誕生月に納得している状況も相当意味不明だが、その月以外はありえないわと感じるのである。人は自分の生まれた月が持つ雰囲気を醸し出している。今からする話は僕の周りの人たちの雰囲気から帰納的に語っているだけの話で、ちっとも一般性などありはしないが、ちょっとわかるわって思ってくれるかもしれない。

僕が誕生月を当てるときは消去法を用いている。2月生まれと4月生まれと8月生まれはすごく分かりやすい。4月生まれの人は4月生まれならではの強さ、僕が到底持っていないようなものを身につけているのでとてもわかりやすい。2月生まれは総じて雪のように白い雰囲気を出している。僕の持っていないような鋭さを持っていて、少しだけ身構える。本能的に2月生まれは嗅ぎ分けられる。8月生まれは僕と相性がいい人が多いから分かる。多分生まれた季節が真逆だからだろうか。親しくしてくれている人の二割くらいが8月生まれだから分かりやすい。僕の穴を埋めてくれるような人格を持っていて、一緒にいると居心地が良い。

この三つの月に生まれた人は、僕が持っていないものを持っている傾向にあるので、とても分かりやすいのである。

次に5月、10月。春から夏、秋から冬の狭間にあるようなこれらの月に生まれた人たちは穏やかな人が多い。温度がちょうど良いからだろうか。なんかこの人と笑っているのが好きだなと思う瞬間が多い傾向にある。5月生まれの笑顔は春風のように爽やかで、10月生まれの笑顔は秋空のように美しい。やっぱり生まれた季節は姿に反映されるんだよな。

ちょっと悩んだときは大体6月か9月である。これは本当に正当率が高い。そもそも9月は出生率が高いし。いずれもイメージカラーは紫で、洗練された雰囲気を持っている人が多い。6月か9月で悩んだときは、少し涼しげな方が9月だと判断している。

1月生まれ。冬生まれっぽくない人は大体1月に集う。1という数字がそうさせているのか、快活な人が多いイメージ。4月生まれだと誤解しやすい月である。

3月生まれ。なぜか身長が高くて大人っぽい人が多い。一番遅く生まれているはずなのに。この人実は3月なんじゃね、って思うと大体当たっている。意外性が多い月である。

7月。一番バリエーションが豊かで推測しにくい月。優しい人も明るい人もかっこいい人もいるから分かりづらい。でも7月と言われると納得せざるを得ない。

11月。芸術家が多い。自分の世界をしっかり持っていて安定している人が多い。でもたまに糸が切れてしまうような繊細さも持っている。それは11月のどことなく寂しい空気に由来しているのだと思う。

そして12月。12月もバリエーション豊かで、色んな人がいる。クリスマスに浮かれる街の雑多とした感じが12月には反映されている感がある。12月生まれはズルい人かめちゃくちゃいい人ばかりのイメージ。

クリスマスが終わって年末に向かって走り抜ける今の時期が好きだ。一年を振り返ってみると、やはり季節ごとに色があって生まれてくる人々は皆その色を持ち合わせていることが分かる。今年も無事に終えられそうなこと、嬉しく思います。