ノートの端っこ、ひこうき雲

ひと夏の思い出、には留まらせたくない。

こんにちは

アイデンティティとは外にも内にもあるものではなくて、過去の記憶や未来のイメージにもいない。「わたし」は「わたし」の外にも内にもいないし、「自分探し」をしても「自分」はいない。どこか遠い国の景色の中に自分が転がっているわけではない。徹底して他者との触れ合いで自己を浮かび上がらせるのみ。

こんな観点で色々と書いているつもりです。

しかし、他者との接触で自己を表出させることは、他者に従属することを意味するのではない。そもそも他者がいない世界には、自分しかいないのだから、「自分」という概念も生まれなかったはずである。他者がいて初めて自分が出てくるのだから、他者は自分が従属するものではなく、あくまで媒体としてそこにいる。大切に思う人、思ってくれる人としかもう一緒に過ごさなくてよし。