青春18きっぷ2018春 〜船橋から京都、一日かけた春の旅〜
JRの普通列車が一日乗り放題になる「青春18きっぷ」。上手く使えばどこへでも2370円という格安料金で行くことができ、しかも途中下車も自由自在という魅力的な切符です。私は今年の三月に青春18きっぷを使って船橋から京都まで移動するのに成功しました。この記事は、そのときの旅の記録と「こうしとくと良い」というメモ代わりの記事になるので、皆さんのこの夏の旅行などの参考にしていただけると嬉しいです。
一日の旅のルート
電車に疎い私はGoogleとYahoo!乗り換え案内を駆使して一日のルートを作り上げました。それがこちらです。
2018.03.14 (水)
船橋7:31
7:57東京8:18
快速アクティー 熱海行
9:53熱海
途中下車
熱海12:56
東海道本線 浜松行
15:32浜松15:44
16:17豊橋16:32
18:40米原19:06
琵琶湖線快速 姫路行
20:21京都
計12時間50分。熱海で遊んでた時間を抜いても約9時間50分という長丁場の旅になります。友達と話し続けながら乗っていたので苦ではありませんでしたが、一人で乗るなどの場合孤独を噛みしめることになるのは必然でしょう。
それでは、一つ一つのルートについて覚えていることを書いていこうと思います。
①船橋→東京→熱海 (7:31〜9:53)
何より平日だったから船橋〜東京間は通勤ラッシュに巻き込まれます。最初からクライマックスといった感じ。序盤でまだ元気だったのでずっと立って乗ることが出来ましたが、通勤ラッシュの時間帯を避けて乗るのも一つの手。乗り慣れた区間だったのもあり、東京まではあっという間に着いたなという感覚でした。
東京から熱海までは快速アクティーを利用しましょう。速いです。これは座れましたし快適でした。
7人で行ったので2枚に分けてきっぷを取りました。一枚を5人、もう一枚を2人で使うのではなく、4、3で使ったのはちょっとしたワケがあります。これについては後述。
青春18きっぷの醍醐味は途中下車ですから、熱海駅で降りて海へ。
この日は三月にしてはよく晴れた暖かい日で、海に行くと一足先に夏を感じました。砂浜を駆け巡り飛び跳ねて遊んでました。この時はまだ元気だったので。
昼食に食べた海鮮丼。美味しかったなあ。
そうそう、Yahoo!乗り換え案内とかでルートを調べると当然「昼食や夕食やトイレ休憩を無視したルート」が出てくるので、結局自分でルートをアレンジする必要があります。東京から京都に向かうならば熱海かその先の浜松で昼食を取るのがベストだと思います。
②熱海→浜松 (12:56〜15:32)
まだ序盤ではあるのですが、東京から大阪や京都に向かう場合、この熱海〜浜松間「静岡横断」が山場です。
さきほど熱海で遊んだのにはもうひとつ理由がありまして、それは12:56発の浜松行の電車に乗るためです。熱海から浜松に向かう(青春18が適用できる)電車は、東海道本線各駅停車しか存在せず、その中でも熱海から浜松までの直通列車は一日に数本しかありません。そのうちの一本がこの12:56発の東海道本線というワケです。
七人で乗りましたが何より約三時間の乗車となることを鑑み、分かれて座席に座り時々眠りながら静岡を横断しました。「静岡ってこんなにでかいんだなあ」と実感したひとときでした。
③浜松→豊橋 (15:44〜16:17)
すみません、ここあんまり記憶ないです。三十分という短い乗車時間なので立って乗ってました。先ほどの三時間旅行で腰が痛くなってたしね。
④豊橋→(大垣)→米原 (16:32〜18:40)
大垣→米原の通称「関ヶ原越え」は難所と言われています。なんと30分に1本しか電車がやってこないので混雑が見込まれます。35分の乗車時間なので立って乗るのもありですが…
私たちは豊橋から米原まで直通の電車を狙い見事に成功しました。豊橋から乗れば混雑に巻き込まれずに座れることが多いです。実際七人全員座れました。しかもこの区間の座席は転換クロスシートなので、向かい合ってトランプやワードウルフ(このゲームめっちゃ楽しいんですよ)を楽しみ、「難所」の区間は我々にとっては最高の時間でした。
⑤米原→京都 (19:06〜20:21)
いよいよラストです。先ほどの乗車が快適だったので上機嫌に立ちながらワードウルフの続きをやっていました。まあまあ混んでいたので、やっぱり関ヶ原越えをどう乗り越えるかで旅の終わりが決まってきますね。
ちなみに大阪に向かう場合は米原から大阪まで新快速一本で向かえるそうです。
無事、京都に到着しました。今回の我々のルートは、後半が楽だったので後味良いものとなりました。できるだけ直通で長く座れる電車を選んだのが功を奏したのだと思います。
しかし、直通電車は時間が限られているので、熱海以外の他の駅で途中下車をして観光をすることが出来なかったのが悔やまれます。特に熱海から浜松までの直通電車は本当に少ないので、これを軸にプランを立てた節があります。この区間の直通にこだわらないのであれば、浜松や大垣など他の駅の観光も楽しめることが出来るでしょう。
私たちはその後、京都の友達が働いているホステルに一泊し、翌日USJに向かいました。最高の旅行でしたね。
青春を売却
さて、旅を終えて(帰りは夜行バスで帰りました)三人分の青春18きっぷが残りました。このきっぷは五人分(五回分)まとめて売られているため、余るということがよくあるんですよね。
期間が限られたきっぷなので余ったままだとお金が無駄になってしまう。そこで金券ショップで青春を売却することにしました(語弊)。
できるだけ原価に近いお金を回収したかったので工夫しました。それが前述の4、3に分けてきっぷを使うという奇妙な行動です。
金券ショップは当然売られた青春を他の人に売りたいため、需要が高いものほど高い価格で買ってくれます。そう、三人分余らせた青春18きっぷ一枚よりも、一人分と二人分それぞれ余らせた青春18きっぷ二枚の方が高く買い取ってくれるんですよね。需要があるから。私もこの方法でほぼ原価に近いお金を回収することに成功しました。
もう一つの注意点は、青春18きっぷ利用可能期間の終盤になるほど当然ですが買取価格は下がります。場合によっては買い取ってくれません。できるだけ早く青春を売るようにしましょう。
以上、青春18きっぷを使ってみた感想とちょっとしたコツを書いてみました。ちなみにこの記事を書いている今も青春18きっぷを使って千葉から長野に向かっています。青春はやめられねえぜ。
読んでいただきありがとうございました。
青春18きっぷ東北シリーズも是非ご覧ください!