ノートの端っこ、ひこうき雲

ひと夏の思い出、には留まらせたくない。

真面目なエッセイ

こんにちは

アイデンティティとは外にも内にもあるものではなくて、過去の記憶や未来のイメージにもいない。「わたし」は「わたし」の外にも内にもいないし、「自分探し」をしても「自分」はいない。どこか遠い国の景色の中に自分が転がっているわけではない。徹底して…

ぶっ壊れない夜のために

中途半端な時間に目覚めて、まだ夜明けまで意外に時間があって、明日は休日だからいいか、とそのまま夜を貪るように起きている時間が好きだ。ただ夜更かしをしているときとは違って、もう寝なくてもいいんじゃねーの、みたいな無敵感が心地よくて。 誰に連絡…

好き嫌いくらい一人でやりたい

「好き」を貫いている人は、なんだか格好いい。 私がなんだか憧れてしまう人は、自分が好きだと思うものを、周りにどう思われるかなんて気にせずに貫き通している。自分が好きなものに相手の評価なんて関係ないだろい、って背筋を伸ばしながら「好き」を守り…

空白の日記

すごいな、私には絶対にこの人のようになれないと思うタイプの人がいる。何かを毎日続けることのできる人である。 毎日きちんと日記を書いている人はすごい。私も曲がりなりにも文章好きを自覚しているものだから、言語化をサボらないように毎日少しでも何か…

壊れる

近年、ハロウィンというものにネガティブなイメージを抱かれるようになっている。先日も渋谷のハロウィン騒ぎで羽目を外しすぎた人々がトラックを横転させた事件が物議を醸している。放置されるゴミの山、相次ぐ器物損壊、暴徒化する群衆。もはやこれはハロ…

バウムクーヘン

いや、俺はそう思わないけどな。うーん、そうかなー。なんかズレてる気がするな。えー?それは何か違くない? もうこの画面閉じたくなりませんか?俺はなる。気分が悪くなったらいつでも退室してくださいね。 政治に物申しとかしないタチだけど、これだけは…

主人公

謙虚でありたいと思っている。 というか、謙虚でいれる自分が好きだから、謙虚でありたい。 自分で言うのも何だが、私は聞き分けのいい子どもだった。 怒鳴られること、憎まれることはエネルギーの無駄、せめて自分が長く居る場所は居心地の良いものにしよう…

暑いのに社会に物申している人は信用できない

今年の夏は酷暑である。外に出れば無料でサウナが楽しめるよ!ってくらい暑い日々である。 照りつける日光に頭が沸騰し、モノを考えることもままならない、そんな夏だ。 空を飛ぶ鳥もこれじゃあ焼き鳥になるだろうなと思いつつ、クーラーの効いた部屋で焼き…

会いたい人に会うにはあまりに夏が短すぎる

最高の夏にしようと決めた。 今年の上半期は親しい人を亡くすなど個人的に悲しい出来事が多く起きて精神的に疲弊していた。禍福は糾える縄の如し。今年の夏は人生最高の夏にしてやると決めて夏休みを迎え、数週間が過ぎた。自分史上最も予定を詰め込んだ。会…

八月の詩

「愛で向日葵が揺れている」 何人かの人に、好きな月は何月ですかという質問をしたことがある。自分の誕生月を答える人もいるし、好きな季節が春だから三月などと答える人もいる。この手の質問をすると、その人が季節に結びつけてきた思い出たちの重みや移ろ…

時計のゾロ目と流れ星

時計を見ると「わ、ゾロ目だ」ってなることが本当に多い、とよく人に言っている。 これに対しての返答は、多くが「ゾロ目になった瞬間をよく覚えているだけで、実際はゾロ目じゃない瞬間を見ていることの方がよっぽど多いよ」といったものである。 正直、「…

はじまりはノートから

私は文章を書くのが好きです。 こんにちは、初めまして。 最初の記事なので、どうしてブログをはじめようと思ったのかについて、自分語りをさせてください。 学校で校外学習とか合唱祭とか行事を終えるたびに作文を書かされた経験、みなさんはありましたか。…